出産までの記録 陣痛〜お産

 

 

 

 

2018年12月9日。

朝8:00ぴったり

 

2710gの元気な女の子がうまれました。

 

 

 

 

 

まだブログをゆっくり書く暇がないので停滞気味。毎日赤ちゃんのお世話に追われて、忙しくて大変ながらも幸せな日々を過ごしております。

 

 

 

入院中、どうしても眠れないときに少しずつ書いていた備忘録。

なくさないように記します。

陣痛が本格化してから、生まれるまでのこと。

ものすごく壮絶だった記憶の片鱗なので、ワンクッション。

お産が怖くなるかもしれないので、痛い描写が苦手な方は回れ右、見なかったことにしてください。

お産はたしかにしんどかった。ものすごくしんどかった。死んだと思った。でも生きて帰ってきて、本当に良い経験をしたなと今振り返って思えている。

人間てすごい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【出産までの記録】【備忘】


数日前から前駆陣痛…?と思うような痛みはたまに起きていたけれど、長さも感覚も、痛みの強さもまちまちでまだ実感わかず。
12/8の深夜1時半ごろから「痛い…!」と思う陣痛が来はじめる。
陣痛アプリをダウンロードしていたので、「陣痛きたかも」ボタンをぽちり。
陣痛間隔、継続時間を記録できるのでとても便利。ただ、旦那とお義母さんと連携設定をしてしまったので、ボタンを押すと「陣痛きたかも!ボタンが押されました」って通知が届いてしまう…小さい痛みだと心配させまいと我慢しがち、だめじゃん笑
幸い土日で旦那がいたので、「その苦しみ方はボタン押すべきだよ」って言ってくれて押す気になった。

8日の夜中~9日明け方にかけての陣痛は振り返るとまだまだ序の口。
痛み自体は重めの生理痛かな、、くらい、下っ腹がぐぐぐと張る。地味な痛み。30分~1時間の間隔でじわじわ現れて、1分前後ですーっと引いていく。
今までの前駆の前駆、みたいな見逃せる軽い痛みと変わってきたので念の為病院に電話。
とりあえず朝まで様子を見て、陣痛間隔は「5~7分」、もしくは破水したら、また連絡とのこと。早まって病院行ってもお産が遠いと、帰されることがあるのだ。。お家でリラックスしていた方がお産は進むそう。

 

痛み自体はたいしたことなくても何となく起きてしまい、夜中ほとんど眠れず朝。
このまま入院の可能性もあるので体力をつけるため、好きなものを食べて過ごすことに。旦那が開店と同時にスーパーに行って、私の好物をたくさん買ってきてくれた。


昼間は少しだけ痛みが強くなり始めて、陣痛の1分間は動くのがしんどい。ソファに布団をのせてのVIP待遇、ベッド~ソファ、トイレだけの移動で過ごす。間隔はだいたい30分、たまに1時間くらい。でも陣痛きたきたって笑って会話する余裕あり。


夕方になっても間隔はまだ狭まらず…
ピンと来ないまま過ごす。
旦那特製ラーメンを食べて談笑。


夜20時を過ぎてから、間隔が10分、30分、15分、20分、10分、7分…とバラバラながらも少しずつ短くなり始める。
義両親が車を準備して待機してくれていた。義実家から我が家に寄って病院までは40分弱くらい。23時すぎ、10分間隔を切りはじめたので念の為電話。病院まで少し時間がかかるので、早めだけど向かうことに。

急に緊張してくるw

向かう間に6分間隔くらいに。
痛みは強め。相変わらず1分くらいだけど陣痛の間はうぐぐと腰を丸めてちょっとずつしか歩けない…。とはいえ会話はまだできる程度。

0時過ぎ、病院に到着して早速、お腹の張りと赤ちゃんの心拍を測る機械をつけて様子見。

助産師さん曰く、赤ちゃんの脈拍がちょっと高い。おそらく水分不足のせいなので、点滴をしましょう、とのこと。思えば、好きなものを沢山食べたけど、飲み物は意識して飲んでいなかった。
血液量が増えたりもするから、最低1.5リットル~2リットルは飲まないといけなかった。ごめんよぉ。。。。反省。

もう少し様子見でも良さそうだったけど、脱水もあるし、入院しちゃいましょ、とベテラン助産師さんの一言で入院決定。これ今思うとナイス判断でした、ありがとうございます。

 


さて、場所を変えて陣痛室へ。1~2時くらい?
ここでしばらく陣痛に耐えつつ、子宮口がしっかりあくまで待つ。
はじめはまだ数cm…お産に入れるのは10cm!先は長い。。

ベッドに横になる。もう既に結構痛い。やたらとトイレ(小)に行きたくなるので、陣痛の合間に急いで(とはいえすり足で…)行く。家でトイレ(大)してくればよかった…など些細な後悔。
気休めにウォークマンでBUMPを聴く。アロマ準備しようなんて考えてる余裕ない。ハンドタオルを握りしめる。波の間隔が狭く、痛みが強く長くなってくる。

 

2~3時の闘い第一幕(陣痛室)
すでに相当しんどい。
痛みの波がゾゾゾ………って気配を消して迫ってくる、のを勘づいて身構える。下腹部がグォォォォォオオオって痛い。増す痛み。痛みの増幅に合わせてうぁぁぁぁーーって声でる。ていうか出さないとやってらんない。でも陣痛はまだまだ痛くなるぜ、ってほくそ笑んでる感じがする。仰向けは苦しいので終始左を向いて耐える。旦那の顔見たいし手を握りたいけど余裕がなくなってきた。波が消えるとつかの間の休息だけど、次の波がまたどうせくるっていう不安が強くて休まらない。途中「痛みはどこですか?お腹?腰?」って何度か聞かれる。終盤になると腰の痛みになるから…なんだけど、私『わからないです…ォォォいたあーーーーい』『あぁぁたぶんお腹、おなかーーー』テニスボール登場。さすが助産師さんテニスボールのいきみ逃しが上手い。旦那押し加減が優しすぎた。でも助かったのは確か!ありがとう。内診入る。仰向けで足広げる体勢に変えるのも無理ゲー。子宮口探される。ぐりぐり痛い。同時に陣痛くる。死ぬ。
いたあーーーいって泣き叫ぶ頃には子宮口8cm順調とのこと、たぶんあとちょっと粘りたいけどうるさすぎ痛がりすぎw 「どうですかー?痛みは腰?」腰と言った方が次に進めそうなんて考えてる厄介な患者『 (どこが痛いかなんてわかんないけど)腰!腰ー!!!!』『あとうんちでる!!!(これはガチ)』「出そうですか?いきみたい?」『いきみってなにかわかんない!けど!うんち、うんちでる無理痛い!』『ぁぁぁぁぁむり………死ぬ……』何か知らんが便意、トイレ行きたいけど無理それどころじゃない、絶対子宮口もう開いた、分娩室はまだか、いっそ殺してくれ、、、
壮絶、痛みの波の繰り返し。内診。内診はまじで死ぬほど痛い。子宮口思ったより早く開いてる!という助産師さんの声。そのあたりだったかな、痛みに耐えようと力入れたらジャバーーーってなんか出た。なに破水!?これが!?それとも出番を間違えた尿か!?!わかんないし股の事情気にかけてる余裕ない。そのまま進む、「あれ?もしかして破水した?」『わかんないけどなんか出た!』「順調だしそろそろ分娩室いこうか」『はい…』「動ける?」『むり…』(困った患者だな)

 


どーやって移動したか記憶ないけど分娩台へ。真夜中3時からの闘い第二幕(分娩室)

内診の姿勢で分娩台に乗る。いやまじで痛い。身体中痛くて寝る位置の調整ができない。とりあえずお産のイメージ通りのスタイル、椅子に座って膝立てて足広げる…痛みが腰~お尻に来ているのと便意とで集中できない。完全なる便意。いきむとはこのことか。まだいきむ段階ではないのでいきもうとすると止められる。でもいきんじゃう!!『うーーーん!!!』「まだいきまないよーー深呼吸ー!すーーーって吐いてーーーー吸ってーーーー」『すーーーーーーーはーーーーーーー(死にものぐるい)』「上手上手ー!!!」とにかく深呼吸。この時間はどれだけあっただろう、、、どのタイミングでいきみ禁止令が解除されたのか思い出せない。イメージとしてはお腹辺りからボーリングのボウルが ず…ず………って時間かけて降りてきて骨盤通れずに引っかかってる感じ…………腰での引っかかりがドピークで痛い。まじで進まない。痛すぎて叫ぶ、って全然想像つかなかったけどこういうことだった。我慢しようにも腹の底から煮えた叫び声が湧き上がってきてもうむり。口からカメハメ波出た。

 

ちなみに分娩室では好きなCDを流せる。いろいろ準備して行った結果、穏やかに過ごしたいと思ってピアノ演奏verのBUMPのCD(ピアノ教本のやつ)を選んだ。分娩室でのBGMについてはすごくすごく迷ったしちょっと浮かれて準備をしたけど、正直、当時の私はBGMなんて聞いちゃいねぇ。。。。

そういえば終盤?産んだあと?直前?記憶曖昧だけれど途中、旦那が気を利かせて「コスモノートかける?」と聞いてくれた。けどもうCDを変える変えないを考える余裕がなさすぎて小さい声で「大丈夫そのままで…」と言うことしか出来んかった。旦那はコスモノート流せばHAPPYがかかるから喜ぶかなと思って聞いてくれたらしい。ありがとう…申し訳ない…。


正面のスタイルは相性が良くなかったことに助産師さんがいち早く気づいてくれて、横向きを提案してくれた。でももう訳わかんないから、仰向け横向きどっちがいいかと聞かれても『わかんない!!!痛い!!!!』しか言えなかった。試しに横を向こう、となるけど分娩台の上での方向転換すら拷問。なんとか左を向く。すると仰向けより力をこめやすい!!振り返るとこの向きの変更が私のお産を左右したと思う。
いきみ解除されてからは深呼吸でとにかくそこらじゅうのエネルギーを吸い込んで溜め、陣痛の一番痛い瞬間に己の尻からカメハメ波を出す(イメージ)。いや実際には股から生まれてくるんだけど尻としか思えないくらい強い便意が襲ってくる。

この便意については旦那とこんな会話をしたので以下を参考に。
旦那「産むときの苦しみって、超2日酔いだけど吐きたくても吐けない時に近いのかなって思ったけど、違う?」
私『違う。私的には、長い長い便秘の末、意思を持った巨大な硬いうんこが体内に戻ってこようとするのを全力で外に押し出そうとする感じ。』うんことのせめぎあい。勝つか負けるか。つまり生きるか死ぬか。
旦那「意思を持った巨大なうんこ…(息を呑む)」

戻ってくるのである。私としては死ぬ思いでいきみを繰り返しているから、もうそろそろ頭半分、いや肩くらいまでは出たんじゃないか!?と思っていた。聞けば「今頭が見え隠れしてるよ~!赤ちゃん出てこようとしてる!」絶望だった。圧倒的絶望だった!うそだろ!もうラストスパートでしょう!なんなら、確かに見え隠れという表現のとおり、何となく体内に戻っていく感覚すら感じた。まずい、これはまずい!せっかくいきんで出しているのに、陣痛の波が引いて深呼吸でパワーを溜めている間にその成果がなかったことになる!!焦った。ここからは追い込むしかない。もう死んでもいいと思った。コツは掴んできていた。陣痛の波が勝負のポイント!そして1度の波で3回、できれば4回いきみたい。『うーーーーん!!!』のいきみの間は息が吸えないので、ひたすら吐いている。酸欠になる寸前で思い切り空気を吸う。過呼吸にならないように落ち着いて!助産師さんがめちゃくちゃ褒めてくれる。忘れていたが私は褒められて伸びるタイプだ。頭が出るまでで私はもう死んでいた。屍だった。いよいよ体力が限界に近づいて、死期が近いのは明らか。合間にウイダーinゼリーやら水やら流し込む。甘いのは口の中がベタベタしてむりだった。せっかく飲ませてもらったのに、「甘い…むり…」と断ってしまった、ごめん旦那…。でもおかげでエネルギーは少し補充された。陣痛の波が去ると深呼吸しながらほとんど気絶状態、次の痛みの波で無理やり起こされる。ここは死刑台かな?いきみ3~4回を1セットにしてひたすら繰り返す。陣痛の波のピークはいまだに強くなる。まじかよ。「頭がでるよー!」「もうね、髪の毛見えてるよ!後で出てきたら触ってみようね!」お産のDVDで見てこれはちょっとやってみたかったので嬉しかった。でも声かけられてから、忘れられたんじゃないかってくらい時間が経った。頭が出るの、凄まじく大変なんだな!?今まさに自分の股から出てきているわが子の頭を撫でてあげるという信じ難い光景である。触ってみたら湿っていてやわらかくて、ふわふわしていた。シャンプーしてる頭みたい。不思議な感覚になってすっ…て手を引っ込めてしまった。もっと撫でてあげて声をかけたらよかったんだけど、そんな余裕あるはず無かった。。そして頭が出た!ここからが本当のラストスパートである。頭が出ている時点で、鼻からスイカ、股からボウリングの玉。限界まで引き伸ばされて股が悲鳴をあげている。下手にいきむと赤ちゃんが苦しい、というのは予習してあったので、ここからはどんなことがあっても助産師さんの言うことを聞こうと決めた。案の定「いきまないよーー!赤ちゃんに酸素あげてねー!!!」「まだだめだよーー!いきまなーーーい!がまん!!!」『無理いいいいいいい』ここまでくるともう、いきみ逃しが難しい!!!!必死。すーーーはーーーーー。必死。赤ちゃんのためと言い聞かせる。呼吸が苦しい。息できない。するしかない。酸素入れなきゃ。水分も。水めっちゃ飲む。酸素足りない。力が入る。必死にゆるめる。一生懸命力を込めてゆるめる、っていう矛盾を感じつつ。軽い吐き気。吐きそうだけど吐く余裕もない。「陣痛の波が来たらいきむよー!!」「最後は、赤ちゃんが出てくるまで、ゆーーっくり深呼吸して、力を抜くよ!指示するから、そしたらいきまないで、息を吐く!」『あぁぃ……(返事出来ない)(ていうかいつ何をどーするって?難しいむりかも)』波が来る!けどピークではないのを私は知っている!!一番痛いと思ってから2~3回分我慢して溜める。一気にいきむ。4回いきむ。最後は毎回クラクラする。意識朦朧。でも手放したらだめだ。あとちょっと!!このあたり、たぶん丸まってる赤ちゃんの胴体と手足がちょうど、股に引っかかっている感じ。股の可動域をとっくに無視している。ゴムゴムの股になったのか?物理的に無理なことが今起きている。「上手ーーー!上手だよーーー!そのまま、いきまないで、深呼吸ーーーーふかーーく吐いてーーーー」『ふーーーーーーーーー』息が震える、つらい、これが指示か。了解いたした。がんばる。「吸ってーーーーー」『すーーーーーーーーー』「力抜くよーーーーーー」『はーーーーーーーーぁぁぁぁ』裂けた(と確信した)股から圧が抜けた、助産師さんが引っ張り出す。「赤ちゃん出たよーーーーーーーー!!」え、、、、でた、、、、、?出たっぽい、、、、??泣かない、、、、、

 

赤ちゃん(らしき)「ぅぇぇ…」

 

 

 

 


私『ぅぇぇ………………』

 

 

 

 

 


泣いた、、、、自分も泣いた。こっそり泣いた。ぜんぜん意味わかんなかった。最初から最後まで、意味わかんないことしか起きなかった。
助産師さんがお腹の上にのせてくれた。あったかい。ふわふわ。しっとり。思ったより軽い。思ったより重い。思ったより小さい。思ったより大きい。しわしわ。思ったより白い。思ったより赤い。きょとんとした目と目が合う。こっちを見ている。生きてる。はじめまして………。

 

生きて、元気に産んであげられた。それだけで私はこの苦しみを耐えた意味があった。彼女をお腹に宿した私にしかできないことだった。10ヶ月、身体の中で預かっていた大事な命だった。絶対に守らなくてはいけない命だった。そしてこれからもそう。私で大丈夫?たった一人のお母さん。私でいいの?
がんばるしかないとおもった。

 

生まれたわが子を抱いたら陣痛の痛みなんて忘れる。それは聞いたことがあった。そんなのうそだけど、本当。痛みの記憶は確かにあるし、今後一生、絶対に繰り返したくないと思う。でもこの死闘をくぐりぬけたという事実がほんの少しの自信になった気がする。痛いことがあっても「お産よりまし」って思える気がする。そんでもって子は可愛い。可愛くてしかたない。産んでよかったとしか思えない。この子を産んだ私、よくやった。よくがんばった。がんばってよかった。それに尽きる。

こうやって書き出してみてあらためて、意味が分からないなと思った。。。物理的に無理なことが起こっている。生まれるって奇跡。奇跡でしかない。

 

 


よくがんばりました。
2018.12.9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに………

 

 

赤ちゃんを産んだ後、私にはまだ「胎盤を出す」というひと仕事が待っていた。

これが、まー辛い。まーーー辛い。

軽い陣痛みたいなもんです、なんて聞いていたからぬるっとつるっとすぐ出て終わりじゃろ、とたかをくくっていた。が。なかなか出てこず、助産師さんがお腹を押したり何かの器具を股につっこんでぐりぐりしたり、明らかに大変そうに奮闘している様子がしんどかった。ぬるーーーどぅるーー………と胎盤サヨナラ…。

10ヶ月間、おつかれさまでした。私から子に、日々栄養を運んでくれてありがとう。胎盤

言えば見せてもらえるらしかったけど、グロそうな気しかしないから見なかった。ちょっと後悔…こんな機会そうそうないし、見ても良かったかも笑

 

そしてお医者さんの診察。なぞの器具をつっこまれる。。そして探られる。。。。

お医者さん「…裂傷なし。うん、傷ないね〜」

裂けたと確信したはずの股は裂けていなかった…!!!

『えっ?裂けてないんですか』

お医者さん「裂けてないよ〜すごいね、裂傷なしはなかなかないです。しかも吸引も促進剤も使ってない。医療介入なしなんて年1あるかないかかな?特技はお産、って言っていいくらい、優秀です」

助産師さん「すごいよ~!頑張ったもんね!!ほんとうに完璧でした!上手〜にいきんで、赤ちゃんもうまく回って出てきてくれたからね、すごかったねぇ~!」

めちゃ褒められた。。。

やったァ。。。。

陣痛で泣きわめきすぎて迷惑かけたわ恥ずかしいわで反省していたので、この時初めて自分を褒めてあげられた気がする。

 

 

分娩台に乗ったまま、しばらく呆然と過ごした。先程聴けなかったコスモノートをかけてもらった。旦那と 産まれたね… 産まれたよ…のやりとり。母子同室の病院で、本当は出産から3時間で同室開始(!!)らしいのだけど、5時間後に遅らせてもらうことに。

夜中のうちに実両親も駆けつけてくれていたので外は賑やか、赤ちゃんとの面会待ち。助産師さんが気を利かせて「いまから親御さんたち来るけど、疲れたよね?休みなね。電気暗くして、ママ休んでます〜って空気にしておくからね」って言ってくれた。神対応〜!

普段使わない筋肉フル稼働のせいで、全身が痛い!!!!股が痛い。。。。ここから動きたくない。。。。

 

とりあえずお腹がすいて、旦那が買ってきてくれていた食料をもりもり食べた。お産明けのくるみパンめちゃ美味しかった…

陣痛の合間にエネルギー補給をしましょう!などと本や雑誌には書かれていて、おにぎりを頬張る妊婦さんの写真が載っていたのも見たけど、無理だから!無理、無理無理!ウイダー流し込むのでいっぱいいっぱい!その代わりに、お産終えた時に食べたいものを好きなだけ用意しておくと、用意していた家族もしくは自分にめちゃめちゃ感謝します。

 

 

 

股は裂けても切ってもいないので覚悟していた縫合、抜糸もなく。円座使わなくても過ごせるんじゃ?と思ったけど、そう甘くなかった。浮腫んでいるらしく腫れ上がって、普通に痛かった笑  助産師さん曰く、赤ちゃんが出るって物凄いことだからね〜。すごく圧がかかるから、切れたり浮腫んだりしちゃうのよ〜と。あらためて、股からボーリング玉という表現は間違いなかった、ほんと意味わかんない出来事だな…。

 

 

こうして壮絶なお産体験は幕を閉じたのでした。

おしまい。

 

 

 

(あらためて読み返したらすさまじいレポだな。お産は十人十色。感じ方も状況も十人十色。不安を煽るような文章にして申し訳ない…私にとっては壮絶な大事件だったけれど出産は経験して本当によかったと思っている。1年経って当時の状況は思い出せるけど正直痛み自体の記憶はありません!どうか見てくださった方のトラウマになりませんように…)